ミニチュア歯科およびにミニチュア医療部品用切削工具
新しい工具ホールディング製品は現代の金属加工の需要を反映

今日のミニチュア歯科およびに医療部品業界で革新的でダイナミックな部品の開発に成功するという事は切削工具メーカーにとって厄介では有るが同時にダイナミックなチャレンジなのです。

金属加工用の切削工具の大手メーカーであるISCARは、独自の形状、工具、およびグレードを利用して医療部門に最適な機械加工ソリューションを開発するための時間とリソースを投資。CAD / CAMシステムを利用して、ISO 13399規格に準拠したカスタムツールアセンブリを作成し、ISCARはミニチュア医療部品、特にインプラント用の歯科用ネジと股関節置換コンポーネントを機械加工するための切削工具を開発。
歯科用ネジ
ISCARは歯科用ネジの機械加工に関連する主要な操作毎に専用の切削工具を供給。
ISCARは大まかなOD(外寸)旋削用に2つのオプションを開発。SWISSCUTコンパクトツールはスイスタイプのオートマチックおよびCNC旋盤用に設計されており、工具ホルダーを機械から取り外すことなくセットアップ時間を短縮し、簡単にインデックスを作成でき、インサートには、小さな部品の加工専用に特別に設計されたチップデフレクターが装備。2番目のオプションはスイスタイプの機械でのインサートのクランプと交換を最適化する独自のクランプメカニズムを備えたSWISSTURNツールホルダーと、JETCUT高圧クーラントツールを装備。SWISSCUTツールはターンスレッディング操作に使用。
スロットミリング段階においてCHATTERFREEエンドミルを使用してストック除去率を最大化し振動を排除しサイクルタイムを短縮。独自の研削形状により高い材料除去率で加工しながら優れた表面寿命と工具寿命を実現。
PENTACUTのパーティングおよびにグルービングインサートはカットオフ操作を実行。5つの刃先と超高剛性のインサートクランプを備えたPENTACUTは特に柔らかい材料、チューブのパーティング、小さくて薄壁の部品でより高い加工パラメータに対応する強力なインサート。SWISSCUTツールは正面およびに外径旋削(ねじ頭旋削)操作で使用され、穴あけ作業は3xDおよび5xDのドリリング深度と右手カットのSOLIDDRILL超硬ドリルによって実行。
大腿骨頭
大腿骨頭に必要な機械加工には多くの方法があります。荒削りにはISOTURN旋削工具が使用可能。ISO標準ツールは仕上げから荒加工に至るまでのアプリケーションでこの業界における殆どの切りくず除去を実行。全ての標準形状で提供されるアキシャルおよびにフェースターニング用の三角形(半三角形)ターニングインサートは6つの80°コーナー刃先を備えています。プロファイル加工用にISCARは10〜36mmの範囲の複雑で正確なV-LOCKV字型の特殊プロファイル溝入れインサートを提供。精密研削およびにユーティリティCUT-GRIPフルラジアスインサートは半仕上げ旋削を実行するために使用。
寛骨臼シェル
寛骨臼シェルコンポーネントの機械加工は粗い内部旋削、仕上げプロファイルフライス盤、肩、上下の面取り、穴あけ、ねじ山削り、外部荒削り、および外部溝入れ作業で構成。
HELI-GRIPダブルエンドインサートは捩れた設計によりインサートの長さよりも深く溝を付けることができるため大まかな内部旋削加工に使用。内部仕上げフライス盤はSOLIDMILL3フルートによって実行。4つのフルート、38°の螺旋、およびにビビリ減衰用の可変ピッチを備えたSOLIDMILLエンドミルは仕上げショルダー操作を実行し、更には穴あけ段階に続く上下の面取り操作を実行する特殊な形状のエンドミルも実行。
穴あけ作業には3〜20 mmの範囲で3xDおよび5xDの穴あけ深さのSOLIDDRILL超硬ドリルが使用。SOLIDDRILLツールは内部クーラントノズルの有無にかかわらず右側のカットと高度なTiAlNコーティングを備えており最適な穴の品質、高性能の信頼性、およびに経済的な出力を実現。
ねじ山のフライス盤はISOねじ山プロファイル用のクーラント穴を統合するSOLIDMILLソリッドカーバイド内部ねじ山エンドミルによって実行。SWISSTURNツールホルダーを備えたISO標準インサートはJETCUT高圧クーラントが荒削りに使用。外部溝入れはCUT-GRIP精密インサートで実行。
4つのフルート、38°ヘリックス、3xDリリーフネックによるビビリ減衰用の可変ピッチを備えたSOLIDMILLエンドミルおよびにSOLIDMILL 3フルート、30°ヘリックスの短い超硬ボールノーズエンドミルが最終的なフライス盤操作を実行。
ボーンプレート
ボーン(骨)プレートを製造するために必要な機械加工には荒削りと仕上げのフライス盤、肩掛け、穴あけ、およびミルスレッディングが含まれます。
荒削りの場合FINISHREDエンドミル形状により工具は荒削りと仕上げ加工を同時に実行可能。その結果優れた表面仕上げを実現しながら荒加工条件を適用する事が可能。MULTI-MASTER交換可能な超硬テーパーヘッドは仕上げフライス盤操作に適用。これにより工具を傾け小さな切削深さで大きなコーナー半径を適用する事により曲面の加工が可能。ショルダリングは高い材料除去率を可能にし振動を排除しサイクルタイムを短縮するCHATTERFREEエンドミルで実行。
最終的なフライス盤段階ではMULTI-MASTER 4フルート、5〜25 mmの範囲の30°ヘリックスショートソリッドカーバイドボールノーズエンドミルが採用され、クーラント穴がなく、4xDの穴あけ深さを備えたSOLIDDRILLソリッドカーバイドドリルの安定性と正確性を確保するために使用。SOLIDTHREAD 55°または60°プロファイルの超硬テーパーねじ山ミルはミルねじ切り操作に使用。

Article by: ISCAR (THAILAND) CO., LTD. & MEGA Tech
Reference : https://www.iscar.com/index.aspx/lang/en