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Euro BLECH 2018でのバイストロニックのハイライト

Bystronic’s highlights at EuroBLECH 2018
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文:オリバー ヘルグ
写真:バイストロニック

Euro BLECH 2018において、バイストロニックは「World Class Manufacturing」活動を前進させました。これはネットワーク化による生産に向けたユーザーの製造環境と連動するバイストロニックの新製品やサービスによって可能となります。バイストロニックはこの活動を通してスマートファクトリーに向けてお客様と一歩ずつ歩んでまいります。

Euro BLECH 2018でのバイストロニックのハイライト

World Class Manufacturingは、これまでの機械ツールの考え方をはるかにしのいでいます。レーザー切断や曲げ加工に関連した各工程をインテリジェントコンポーネントネットワークと融合させることで、ユーザーは製造環境において高度な柔軟性と透明性を実現することができます。この2つの要素は製品をより速く、費用効率よく、よりスマートに製造するために重要です。

Euro BLECH 2018でのバイストロニックのハイライト

生産ライン:完全自動化レーザー切断機

バイストロニックは生産ラインでの自動化レーザー切断を提供します。この完全自動化製造ソリューションによって、シートメタルパーツは注文に応じた事前加工、切断、運搬、区分けがなされます。生産ラインの中核を成すのはByStarFiberレーザー切断システムです。10キロワットの出力で極めて高い生産能力があります。

By Trans CrossやBySortのロード/アンロードはファイバーレーザーと直接接続されています。これにより、レーザーから総合保管システムに至るまで部品の流れ全体を管理できます。保管システムは切断加工する必要があるメタルシート原材料を供給します。切断加工したパーツと残りのシートを返却し、保管します。

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Bending Cell:完全自動化曲げ加工センター

Bending Cellは切断されたメタルシートを自動で曲げ加工します。バイストロニックは俊敏な動きが可能なロボットシステムを備えたハイエンドモデルXpert Proプレスブレーキを展開します。A 7-axisロボットが曲げ加工を行うシートメタルパーツを集め、曲げ加工を行うXpert Proに正確に設置します。その後、作業内容に沿って区別します。Bending Cellは最大270キログラムのシートメタルパーツを扱うことができます。

ロボットは専用ツールでプレスブレーキを高精度セッティングします。これを実現するため、バイストロニックは工具マガジンをBending Cell内に集約し、曲げ加工に必要な幅を確保しつつ、スタンバイさせています。最大320トンの圧縮力により、自動曲げ加工ソリューションは様々なシートメタル製品の加工工程に使用することができます。Bending Cellは繰り返される大容量生産の効率化にも少量の作業リストの変更にも最適です。

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ByAutonom 4020 mit ByTrans 4020 Extended

バイストロニックMES:受注から完成品までの透明性

バイストロニックMESはシートメタル製造のためのナビゲーションシステムです。インテリジェントソフトウェアソリューションによってシートメタル製品を製造・発送するユーザーは正確なコストと仕上がり日を確認することができます。バイストロニックMESはどのシートメタルを切断や曲げ加工するか最適な方法を判断することができます。シートメタル製造チェーンにおいて時間と費用を最大限有効に用いることができます。ユーザーは製造環境内のすべての工程、機械システム、作業場に完全に応用することができます。

ByStar Fiber:12キロワットレーザー切断

バイストロニックはファイバーレーザー切断のための非常に楽しみな計画を立てています。:12キロワットのハイエンドByStar Fiberレーザー切断システムは新しい性能レベルに達します。シート厚30ミリほどまで対応でき切断加工の収益性やスピードが向上します。お客様にどこにも負けない競争力をご提供いたします。切断加工においてレーザー力を最適に統合するため、バイストロニックはByStar Fiberの切断ヘッドの設計をより厳密に行いました。これによりユーザーは様々な材料でも優れた切断品質を常に実現できます。

BySmart Fiber:ファイバー切断へのエントリーモデル

BySmart Fiberの次世代モデルが登場しました。バイストロニックはファイバーレーザー切断のエントリーモデルとして一から再設計し、多数の機能を追加しました。結果として、6キロワットのレーザーで幅広い用途に使用でき、自動化ソリューションに対応する切断システムとなりました。これにより、バイストロニックは成長産業のお客様に向けてファイバーレーザーテクノロジーのすべて、高い部品生産能力、幅広い適用範囲、材料の有効活用のための自動化を公開いたしました。

Xpert Pro:高度な要求に応える曲げ加工技術

新しいXpert Proプレスブレーキにより、バイストロニックはXpertシリーズの飛躍的な成功を得ました。曲げ加工における最大限の柔軟性と性能でXpert Proはユーザーの要望にお応えします。様々な形状でも曲げ加工に対応することができます。

Xpert Proのダイナミッククラウニングと特許取得の加圧参照技術により安定した高い曲げ品質を維持します。さらに、Xpert Proには材料曲線ジェネレーターや角度測定システムLAMSといった先進的なアシスタント機能があります。これにより、最初の部品から精密な加工を行うことが可能となります。

Euro BLECH 2018でのバイストロニックのハイライト

FL 170 3D:多目的チューブとプロファイル加工

チューブとプロファイル切断加工のための技術集約:FL 170 3Dレーザー切断システムは3D切断の多様性とファイバーレーザー技術独自の利便性を融合させています。バイストロニック子会社のTTMレーザーが展示会に参加することで、来場者はEuro BLECHにおいてバイストロニックに追加された最新技術を体験することができます。

チューブやプロファイル加工において、FL 170 3D切断システムは最長12.5mのワークピースの高速加工が可能です。真っすぐな切断面に加えて、統合3D技術により最大45度のベベルカットも可能になります。幅広く対応可能な切断加工により、フライス加工、穴あけ加工、切削加工など費用の掛かる加工が不要となります。