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Shape to the Future with The Leading Japanese Machine Tools Maker

Shape to the Future with The Leading Japanese Machine Tools Maker
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世界的な製造業界において工作機械は生産能力を決定する重要な要素です。品質や生産量においてテクノロジーを駆使した機械によって製造メーカーは高い競争力を得ることができます。とりわけ、IoT、自動化、ロボット化、AI、仮想現実、3Dプリント、電気自動車などメガトレンドレベルの変化が激しい時代においては重要です。

Shape to the Future with The Leading Japanese Machine Tools Maker

MAGA Tech誌の今号では、今年のすばらしい締めくくりとして日本の工作機械製造者4名のインタビューを掲載します。マザック(タイランド)株式会社、三菱電機オートメーション(タイランド)株式会社、オークマ(タイランド)株式会社、高松機械工業(タイランド)株式会社というメガトレンドの流れに対応した製造メーカーが初めて集合しました。これら4つののブランドは今年の年末にCore Technologyと最先端の製品を発表することを明らかにしました。

Core Technology Solution: The Way Forward to the World’s Industrial Trends

Shape to the Future with The Leading Japanese Machine Tools Maker
Mr.Takeshi Nomiyama
General Manager MAZAK (THAILAND) CO., LTD.

今や複合加工機の代名詞ともなったINTEGREXシリーズ。ここで言う複合加工とは、旋盤加工とマシニング加工の融合を指します。近年、我々は、この切削型複合加工に次世代加工技術をハイブリッド融合し、DONE-IN-ONE(工程集約)コンセプトをさらに進化させたハイブリッド複合加工機の開発を進めております。我々はこれからも複合加工機の先駆者として、切削型複合加工に、金属積層造形技術や摩擦攪拌接合技術、歯車製造技術といった多岐にわたる次世代加工技術と融合した、さらに一歩先を行く複合加工機の開発に取り組んでいきます。

Shape to the Future with The Leading Japanese Machine Tools Maker
Mr. Shunji Kayashima, Director of Industrial Automation Machinery, MITSUBISHI ELECTRIC AUTOMATION (THAILAND) CO., LTD.

当社は家電から宇宙まで幅広い事業を手掛ける世界でも有数の総合電機メーカです。重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイス、家庭電器の5つの事業領域で世界規模のビジネスを展開しています。その中で当社のFAシステム事業は汎用電動機の製造以来、90年以上に渡り世界のモノづくりを支えてきました。そこで積み重ねた制御技術、メカトロニクス技術、そして生産技術を磨きながら幅広い製品ラインナップを次々に拡充しています。

最新の装置では三菱電機AI技術(Maisart)と最新の制御装置(D-CUBES)により、高精度と高生産性を両立した次世代機能を提供いたします。さらには製品コンポーネントのみならず、e-F@ctory、IQ Platformというように、製造現場を革新するソリューションもいち早く提供し、FAのトータルサプライヤとしてこれからもお客様の声にお応えする製品を世界中に発信していきます。

Shape to the Future with The Leading Japanese Machine Tools Maker
Mr.Yoshiyuki Miyagawa
Managing Director OKUMA TECHNO (THAILAND) LTD.

従来は工程をいくつにも分けていた加工を、複合加工機1台で完結させる工程結合が主流になってきていますが、オークマは金属の積層造形、旋削加工、マシニング加工、研削加工、焼き入れまでを1台で行える超複合加工機など、今までの工程結合を更に進めた最先端の技術を開発しており、お客様の生産効率の改善に寄与します。

Shape to the Future with The Leading Japanese Machine Tools Maker
Mr. Eiji Yamashita
Managing Director TAKAMATSU MACHINERY (THAILAND) CO., LTD.

我々の製品はいつの時代も「稼ぐ機械」を念頭に日本品質の製品を提供しております。

主力「Xシリーズ」をメインに当社ユーザーの9割以上である自動車関係業界へローディングシステム搭載し納入してきました。世界のトレンド、進化にも対応するため自社のローディングシステムの高速化はもちろんIotによる工程管理システムをコアとしお客様の要望に応じて生産工程以外の装置、他社の連結システムを提案し品質の向上を可能としております。

Key Success: Performing the World’s Leading Machine Tools Maker

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Mr.Takeshi Nomiyama
General Manager MAZAK (THAILAND) CO., LTD.

やはりお客様の身近な場所から迅速なサポートをご提供することが最も重要と考えます。創業以来、当社は業界に先駆けて全世界に生産拠点とサポート拠点を展開し、グローバル化を進めてまいりました。今後も世界各地の拠点を通じて、生産性向上をもたらす製品や技術をいち早く提供し、世界中のお客様とモノづくりの発展に貢献してまいります。

Shape to the Future with The Leading Japanese Machine Tools Maker
Mr. Shunji Kayashima, Director of Industrial Automation Machinery, MITSUBISHI ELECTRIC AUTOMATION (THAILAND) CO., LTD.

当社は家電から宇宙まで幅広い事業を手掛ける世界でも有数の総合電機メーカです。重電システム、産業メカトロニクス、情報通信システム、電子デバイス、家庭電器の5つの事業領域で世界規模のビジネスを展開しています。その中で当社のFAシステム事業は汎用電動機の製造以来、90年以上に渡り世界のモノづくりを支えてきました。そこで積み重ねた制御技術、メカトロニクス技術、そして生産技術を磨きながら幅広い製品ラインナップを次々に拡充しています。

最新の装置では三菱電機AI技術(Maisart)と最新の制御装置(D-CUBES)により、高精度と高生産性を両立した次世代機能を提供いたします。さらには製品コンポーネントのみならず、e-F@ctory、IQ Platformというように、製造現場を革新するソリューションもいち早く提供し、FAのトータルサプライヤとしてこれからもお客様の声にお応えする製品を世界中に発信していきます。

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Mr.Yoshiyuki Miyagawa
Managing Director OKUMA TECHNO (THAILAND) LTD.

2020年にオークマタイは20周年を迎えますが、20名を超える熟練したサービスエンジニアを抱えており、タイ語、日本語での迅速なサービス対応、加工支援を行っている事に対して、お客様からは非常に高い評価を頂いています。最先端の技術提案、機械を提供することはもとより、やはりお客様の生産を止めないこと、そして加工の問題があれば解決に協力すること、これらを通じてオークマの機械を最大限に活用してもらえるよう、サポートすることが、メーカとして一番重要な責務と考えています。

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Mr. Eiji Yamashita
Managing Director TAKAMATSU MACHINERY (THAILAND) CO., LTD.

どんなに優れた製品、システムでも故障、トラブルは付きものです。商談の場面では必ずメンテナンス対応についての質問を受けます。我々はタイ国内にバンコクとラヨーンの2拠点を設け、またASEANエリアにはベトナム、インドネシアに営業所を開設しておりいざという時の迅速な対応、部品供給を可能にしております。今後もお客様に安心して使用頂ける環境を確立して参ります。

The Advance Technology: to Enhance Thailand’s Productivity in Manufacturing Industries

Shape to the Future with The Leading Japanese Machine Tools Maker

タイも日本と同様、少子高齢化が進み、近い将来の労働力不足が予想されます。また、最近では若者の製造業離れの声も聞かれ、タイにおいても自動化への意識は高まっていくと考えております。そこで、我々はMETALEX2019で、自動化システムの新製品TURN ASSIST(TA)をタイ国内初披露します。このTAの特長は、煩雑で難しいロボットティーチングが不要なこと。この新たな自動化システムで、タイ国内の自動化促進に貢献したいと考えております。

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レーザー加工機では当社のAI技術(Maisart)を搭載したファイバー二次元レーザー加工機「GX-F」を発売します。世界で初めてAIが加工中の音と光から加工条件を自動調整する機能を搭載し自動運転での加工安定性が高まりました。また、自社製の新型ファイバーレーザー発振器と加工機の高い親和性により、加工機の加速度向上に対応した最適な制御が可能となり、板金加工の生産性・保全性向上に貢献します。 

EDMでもAI技術(Maisart)と(D-CUBES)制御装置により高精度と高生産性を両立した次世代マシン「SV-P」シリーズを発売いたします。加工の安定度や進行状況から加工状態を自動認識し、最適な加工条件/加工パルス/ジャンプを判断し、リアルタイムで加工制御にフィードバックします。これにより難しい調整をすることなく安定した加工が可能となりました。

Shape to the Future with The Leading Japanese Machine Tools Maker

自動化を図るためロボットと機械の技術を融合させることで新しい価値を提案します。

タイも日本などと同様に労働人口の高齢化、人件費の上昇が続いており、ロボットを機械の中に組み込んだ、画期的なARMROIDシリーズを積極的にPRしていくつもりです。省スペースだけでなく、工作機械と同じ感覚でロボットを操作できるようにもしています。従来はロボットの動作プログラムの作成は、専用の言語はもちろん専門のスキルと知識が必要で、これが導入のネックになることもありましたが、ROIDシリーズはガイダンスに従ってデータを入力するだけで、ロボット簡単操作が可能となります。ロボットのイメージは量産加工ですが、このROIDシリーズは工場の規模に関わらず、一日に多品種を数個から数十個程度の小ロットで生産されている会社にも適していると考えています。

Shape to the Future with The Leading Japanese Machine Tools Maker

世界経済が昨年までの高景気も下降傾向にある現在、タイ国の仕事量は世界の工業国や先進国とも奪い合うことが予想され、また人材不足も予想されます。過酷な競争に勝ち抜くには安定的な生産性の向上、と最新技術が今まで以上に求められ近い将来必ずタイ国にも自動化が必要になります。当社は既にローダー搭載マシンをタイ国内でも発表しておりMETALEX2019では省人化をテーマに最新の自動化システムを披露致します。