Article by: Iscar (Thailand) Ltd. & MEGA Tech Magazine
H3Pヘッドを搭載のLOGIQ3CHAMドリルボディには、独自の機能搭載。ドリル本体の設計において、ISCARのツールエンジニアは、3枚刃コンセプトで引き起こされる幾つかの困難に直面。金属除去率の増加がスムーズな切りくずの流れを確保するためにフルートの体積の比例的増加を必要に。

しかし、これは、同じ直径の2つのフルート設計と比較した場合でのボディ強度と剛性の低下と判明。よって非標準のソリューションが必要。有限要素モデリングが解決策の特定に貢献。可変フルートヘリックス角度により高い軸方向荷重に耐えボディの動的剛性を向上させる耐久性のあるボディ構造に改善。螺旋状のマージンが本体とドリル穴の間への切りくず付着を防ぐ。
ヘッドポケットは大きな面への接触面積を可能にし、加工中の圧力を分散。ポケットはプラスチックの変形を防ぎ耐熱性を高めるように設計、そのために困難な状況下においてもポケットの工具寿命を延ばす事が可能。