Saving & Conservation Energy

Alternative Refrigerator Technology: Development of Dehumidification System

Alternative Refrigerator Technology: Development of Dehumidification System
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Article by: Natthawut Ruengtrakoom, Ph.D.
Department of Mechanical Engineering, Faculty of Engineer, King Mongkut’s Institute of Technology Ladkrabang

建築物内のエネルギー消費の割合を考えると、エネルギー消費の大部分を占めているのは空調システムの運転(Air Conditioning System)に使用されるエネルギーであることが分かりました。いわゆるエネルギーコストは、私達が生活をする環境の空気質を改善し、適切な温度、湿度、気流、清浄度の環境を提供し、私たちの快適な空気環境のために使用されているのです。

大型空調システムは外気(Outside Air)と室内からの還気(Return Air)を混合させ、その空気を冷却し室内へ供給され、私たちが住んでいる室内空気の清浄度を保ってくれます。ただし、混合された外気または新しい空気は、冷却コイルへの冷却負荷(Cooling Load)の一部になります。室内に供給する前に、これらの空気の温度と湿度を下げるための調整が必要。特に、除湿管理は空調システム内の冷却コイルの大きな負担です。したがって、空調システムの全体に係るエネルギー消費量を軽減するためにこの空気の湿度を下げる方法を見つけることは技術者にとってチャレンジな課題となるでしょう。この記事では、省エネ空調システムである外気改善プロセス(Outdoor Air Handling Method)の一部をご紹介したいと思います。すなわちこれは室内に支給される前に外気の湿度(除湿プロセス)を減した上で供給するような省エネ設計商品です。

大型空調システムで使用される外気除湿プロセスの基本については、化学的除湿プロセス(Chemical dehumidification process)および機械的除湿プロセス(Mechanical dehumidification process)という大きく2つの方法に分けられます。ひとつは、「化学的除湿」方式は、除湿剤が中心に使用されます。使用される除湿剤はLi-Br水溶液などの液体状態(Liquid desiccant)、あるいは、活性アルミナ. シリカゲルおよび合成ゼオライトなどの固体の状態(Solid desiccant) を用いられます。化学的除湿プロセスは、機械的除湿プロセスの使用よりもエアコンシステムの効率(成績係数)をますます高効率に冷却することができます。

ただし、設置性及び初期投資の観点から見れば、機械的除湿プロセスを活用する空調システムの方は、最も有効であるため、システム全体の冷却効率を向上する用の機械的除湿方式へ依然として研究および開発の可能性があります。

直接膨張空調装置 (DX system) は、システム性能が向上し続けている、とても興味深い機械的な除湿システムです。図1:DXシステムの基本サイクルを示します。1台の蒸発器を活用のみで外気の温度及び湿度は軽減されます。除湿プロセスでは、外気の温度を凝縮点(露点温度)に到達するまで下げる必要があります。この時点での温度は、室内への供給される空気(Supply Air)の設計度よりも低くなります。したがって、再生用コイルを使用し給気の温度を上げる必要があります。除湿ローターの再生用熱源には圧縮機(Compressor)から出てくる高温スチームなどの排熱から利用されたのです。図2:図1に表示のように、中国からの研究グループ*が一般的なDXシステム性能を改善モデルとして作成したDXシステムのサイクルをを示します。この除湿システムに追加されているのは2台の蒸発器(Two-stage direct expansion dehumidification)を活用により除湿が行われます。

また、排気コイルも設置され、大気中に放出され排気となる前に冷却効率を向上させる為圧縮機からの冷媒蒸気と室内から吸引された還気との熱交換を行います。室内へ供給する前に外気の改善については、蒸発器の役割は、高温部(HTS)と低温部(LTS)の2つの部分に分けられます。外気は最初にHTS側を通過して一部の温度と湿度を下げます。除湿プロセス(Deep dehumidification)は、従来のDXシステムと同様にLTS側の蒸発器で温度や湿度を抑えれられます。LTS側を通過した空気は、再生用コイルを強制的に通過させ、体感温度(Sensible temperature)を設計値まで上げた上で、室内の空気へ低湿度かつ冷めたい空気を送風します。

研究の結果では、二段直接膨張除湿システムにより従来のDXシステムと比較して、冷却効率(COP)を26%向上させることができることが分かりました。

このように、機械的な除湿システムはまださらなる発展の可能性があります。そして私達が設置製及び初期投資費用を見れば、機械的な除湿システムは、大型の室内空気システムで利用するのが有効だと考えられます。

Alternative Refrigerator Technology: Development of Dehumidification System
Figure 1 Basic DX system1
Alternative Refrigerator Technology: Development of Dehumidification System
Figure 2 Two-stage direct expansion dehumidification system1