Article by: JTEKT Machinery (Thailand) Co., Ltd. & MEGA Tech
Mr. Kitti Sirisrisumritサイード2022年5月において、TOYODA MACHINERY S.E. ASIA Co.,Ltd.は、JTEKT MACHINERY (THAILAND) Co.,Ltd.に改名すると共に、製品のブランドと一致させるため、JTEKTグループ会社も親会社と共に改名もしました。そういうわけで、「TOYODA」から「JTEKT」にも変更しました。

但し、2022年7月1日から、「JTEKT No.1 & Only One」 という日本の親会社の社是に従って弊社のJTEKT MACHINERY (THAILAND) Co.,Ltd.はKOYO THERMO SYSTEMS (THAILAND) Co.,Ltd.と合併いたしました。その上、弊社がすでに持っているさまざまな種類の研削盤だけでなく、ワークピースを硬化するための機械および炉の販売と納入もお客様に提供することになりました。詳細については、ヌタロシンチャイ・タナパトポンチャイ氏、Thermo Sales営業部次長が次に説明します。もしお客様が詳細をいただけたければ、弊社の営業部にご連絡ください。

Mr. Thanaphatphonchai Nutarosinchai, Assistant Managerサイード当社は本MEGATECH VAL10/ISSUE 57/MAY-JUNE2022でご紹介頂いたよう、株式会社ジェイテクトのASEAN現地法人として、タイおよび東南アジアで研削盤・マシニングセンタなどの販売およびアフターサービスを行っています。更に今年7月、JTEKTグループ会社のタイ現法であるKOYO THERMO SYSTEMS (THAILAND) CO.,LTD.<略称KTST>及びKOYO THERMO SYSTEMS CS (THAILAND) CO., LTD. <略称KTSC>の全事業を譲り受け、工業用熱処理装置の販売・委託製造 及び アフターサービスを当社で行うことで更なる技術シナジーの創出による商品力の強化と融合による革新的な商品づくりに取り組んで行きます。
工業用熱処理装置について
ここで旧KTST及び旧KTSCの親会社であるJTEKT THERMO SYSTEMS CORPORATION(旧KOYO THERMO SYSTEMS CO., LTD.)<略称JTS>について少し触れておきます。誕生は1958年旧光洋精工(現JTEKT)のリンドバーグ事業部として設立、自社製品のベアリングを浸炭焼入れする装置の国産第1号機を完成ののち1967年に光洋リンドバーグヘビーデューティーとして分社化。現在は金属熱処理の他、半導体ウエハーの拡散炉や様々な電子部品に対応した熱処理装置を手掛けASEANはもとより全世界のお客様に数多くご愛用頂いています。
カーボンニュートラルへの取り組み
昨今頻繁に繰り返される気象災害、食料危機などその気候変動の原因となっている温室効果ガス対策の一つであるカーボンのニュートラル化は弊社のみならず全世界で取り組みがはじめられています。自動車では電動化や化石燃料の代替えとしてグリーン水素ガスを用いたインフラの確立など社会のニーズは多様化し、これらへの対応のためJTEKTでは事業部間の技術シナジーの創出による製品力の強化を加速します。今年10月には、更にグループ会社10社を「JTEKT」に冠した社名に変更し、自社製品の開発・製造・販売に加えグループ各社の商品をクロスセールスする取組を行い多種製品をOne JTEKTでサポートします。
お使いの設備をより長くお使い頂くために
当社は2002年にタイに拠点を設立し、これまでASEANで工作機械関連では2,000台以上、熱処理装置は1450台以上の設備納入実績があります。
先回もお伝えの通りJTEKTではアフターサービスを強化しており、新たに加わった熱処理装置においては工作機械同様オーバーホールに注力するとともに省エネルギー化への取り組みを展開しています。特に金属熱処理分野においては独自開発したスーバーモルダーサーム(略称SMT)断熱材への更新や焼入時冷却に使用する焼入油温度の無駄のない温度制御、更には浸炭に欠かせないENガス量の適量制御化は開発が進みに既存のお客様はじめ新規装置ご納入のお客様にも満足頂ける提案をご用意していますのでご期待下さい。
