ヤマザキマザックが世界に先駆けて開発した「OPTIPLEX 3015 DDL」は、最新のレーザ技術であるダイレクトダイオードレーザ(DDL)を搭載。DDLは従来のCO₂レーザやファイバーレーザに比べて波長が短く、各種材料での熱吸収率が高い。そのため、アルミや銅、真鍮といった高反射材の切断や薄板・中板の高速切断だけでなく、鉄、ステンレス、アルミなどの中厚板の加工も可能で、ファイバーレーザよりも滑らかな切断面を得ることができる。さらに、エネルギー変換効率が他の方式と比べて高いことも特徴だ。CO₂レーザが10%、ファイバーレーザが30%~40%であるのに対し、DDLは40%~50%の変換効率を誇り、省エネルギーな加工が可能である。また、板厚・材質に合わせて最適なビーム径や焦点距離を自動で調整してくれるマザック独自のマルチコントロールトーチと多彩なインテリジェント機能を搭載することで、加工時間の短縮や加工部品の品質改善、メンテナンスコストやランニングコストの削減を実現した。加えて、当機は最新のレーザ加工機用タッチパネル式CNC装置「MAZATROL PreviewG」を採用。操作性・視認性の向上はもちろん、レーザ制御機能や加減速制御機能を強化することで、DDLの高速切断能力を余すことなく発揮する。「OPTIPLEX 3015 DDL」単体での導入はもちろん、生産形態に合わせて選択できる自動化システムや、レーザ加工機にも対応したIoTシステムとの連携など、ニーズに合わせたソリューションを提案する。


