Article by: Pornphimol Winyuchakrit (Ph.D.) & MEGA Tech

エネルギー環境およびに素材学院
キングモンクット工業大学トンブリ校(KMUTT)
今日、モーターは産業および商業ビルの主要な電気エネルギー消費機器です。モーター効率の測定は往々にして動作条件下におけるエネルギー消費と機械的出力の観察で行なわれます。実際には正確な効率測定は事実上試験所内に限られるでしょう。従って実際の現場における機械的出力効率の測定は困難なのです。現在、現場でのモーター効率の測定即ち推定は誤差のある方法で行なわれています。これのやり方はモーターがまだ良好な状態にあるという誤解に繋がるだけに留まらずより多くのエネルギー消費の費用を発生させる可能性があります。更にこれはまた本来あるべき推進運動効率の改善を妨げる事にもなります。

現場におけるオンサイト測定が可能な場合、メンテチームはモーター効率を把握し、交換または高効率モーターの使用場合の費用対効果の評価が可能です。2018年にタイ科学研究革新(TSRI)はKMUTT研究ユニットの一つであるEnConLabに資金提供し、Webベースのモーター効率評価プログラムであるMotorEFFを設立しました。これでプログラムはオンライン上で試用可能となりました。
モーターEFFシステムとは?

モーターEFFはモーター効率の評価をするためのオンラインシステムまたはプログラムです。ユーザーは、モーターの動作パラメーターを測定してスマートフォンやタブレットを介してシステムに入力したりセンサーボックスを導入してリアルタイムデータを自動的に送信したりできるのです。サーバーは効率値を分析しデータを表示してデータベースに記録します。ユーザーはインターネット経由でログインして記録されたデータのモニタリングが可能です。
解析方法においてモーターEFFは2つの作動点(P、I、V)、その回転速度そして固定子抵抗を利用して最適化手法によってモーターの最も適切な電気的パラメーターを見つけます。このソリューションでプログラムはこれらの作動点におけるモーター効率が計算できるのです。
モーターEFFプログラムの利用方法は?


ユーザーは計算モードとして3つのモードでモーターEFFの利用が可能:ユーザーはWebサイトに直接アクセスして「計算」を開き、必要なデータを入力するとプログラムはそれらの入力の効率値を評価します。結果は記録されません。
手動ログブックモード:ユーザーは機器を使用して電気データ、速度、固定子抵抗を測定し、スマートフォンを介してこれらのデータを入力。プログラムは効率を評価し、それをユーザーのデータベースに記録します。
自動ログブックモード:ユーザーはパワーボックスとスピードボックスをインストールして、期間ごとに動作データを測定しなくてはなりません。プログラムは定期的に効率を評価し、それをユーザーのデータベースに記録します。
モーターEFFは以下の性能も兼ね備えている
- モーターのデータベースおよびにスピードアクセスのためのQRコードの作成。
- 全体およびにトレンドモニタリング用のダッシュボードを作成。
- 以前の分析データを記録し過去の傾向を表示。
- 負荷の低すぎ時、効率の低すぎ時などのアラーム条件の設定。
- 高効率モーター交換時における節約額と回収期間の評価。
モーターEFFのトライ方法は?
モーターEFFはテスト段階に在るのでモーターを所有していてその効率のモニターを希望する方々は我々のプログラムに参加してテストする事が可能です。ユーザーが計算モードまたは手動logbbokモードで使用する場合には無料サービスですが自動モードの場合はパワーボックスとスピードボックスに多少のコストが掛かります。モーターEFFに興味のある方は「http://www.motoreff.com」にてお問い合わせください。