Megatech Thailand

MAT デジタルトランスフォーメーションソリューションセミナー2020

マティアリアル・オートメーション(タイランド)株式会社はチョンブリ県アマタスプリングカントリークラブにてマットデジタルトランスフォーメーションソリューションフォーラム2020のセミナーを開催しました。専門家の登壇者による興味深い各テーマが実施され、大勢の参賀者が集まり、イベント会場に様々な技術製品や知識を共有することができました。 本セミナーでは、タイ・ドイツ研究所(TGI)傘下のゲストスピーカーであるデジタルマニュファクチャリングデザイン&マネジメントマネージャーの Boonlue Boonkongによる「Digital Transformation Solutions」のテーマ、及びマティアリアル・オートメーション社技術部シニアエンジニアリングのバンポット・シリメーター氏による「Digital Engineering Solution for Smart Design」及び同じ会社デジタルエンジニアリング部シニアエンジニアリングのチャッカポング・イッタラシング氏による第3テーマ「Digital Stimulation for Analysis and Optimization」及び同じ会社デジタルエンジニアリング部シニアエンジニアリングのスバンシャー・ウドムラット氏による「Digital Manufacturing Solution for Smart Factory」等の専門登壇者によるセミナーが開催されました。 当社のデジタルエンジニアリング&マニュファクチャリングソリューションの営業部長であるデュミンダー・グンナッティカー氏による、「本イベント実施目的は参加者に対してデジタルトランスフォーメーションをスマートファクトリーの実現に活用できるツール及びやり方についての知識と経験を得るために貢献した。」と語りました。 ブンラー先生氏によると、「我々はインダストリアル4.0時代に進み、モノづくりに関連するすべての活動がデジタルに関連していると判明した。重要なのはサイバー空間(仮想空間)からフィジカル空間(実世界)であるサイバーフィジカルシステムを活用により、大量かつ低コストでの生産を実現するための工場の柔軟性向上及びサービスとしての製品を提供すること」について語りました。                  マティアリアル・オートメーション(タイランド)株式会社は、1991年に設立され、ITサービスのフルサービスディストリビューターおよびコンサルタントのステムインテグレーターを事業しております。本社はバンコクのCTIビルに所在し、シラチャ、プラチンブリ、ナコンラチャシマに3ヶ所の支店及び子会社であるベトナムのハノイにも展開しております。当社は次の通り各製品およびサービスを提供しています。 1.  IT Infrastructure:組織向けの基本的なハードウェアおよびソフトウェアの製品とソリューション 2. Enterprise Solution:組織のビジネスリソースの計画と管理のためのソフトウェア 3. Digital Engineering Solution:設計、シミュレーション、デジタル変換に関連する業界向けのソリューション 4. IT Operation Management and Security Management:IT運用とリソース管理のためのソリューション 5. Application Development Tools :組織内のアプリケーションの設計と開発のためのソリューション

WELE AQ1265モールドと高精密シリーズCNCマシニングセンター

WELE AQ1265モールド&シリーズハイプレシジョンCNCマシニングセンターはスピンドルバランスG04の特徴を有する金型アプリに最適である。高精密切削。信頼出来るマシン。安定性に自信有り。フルモールド機能を備えた三菱M830がコントロール。 WELE AQ1265 Mold & High precision シリーズは日本のクオリティーを有するマシン。皆様の手が届く値段で提供。 www.oniintertrade.com Tel. +669 5758 5015

Mikron MILL E 700 U シリーズ可能性を最大限に引き出します

ソリューションの範囲は、HEM U範囲の第2世代の後継製品です。これにより、加工能力と加工性能が向上し、さらに堅牢な機械ベースが実現します。-65°から+ 120°までの広い旋回範囲と、最大450 kgの重量のある部品を傾斜旋回テーブルに搭載できる機能により、  これらのソリューションUにより、ユーザーは現在市販されている他のどのマシンよりも幅広い部品とツールを製造できます。鋳鉄で作られた堅くて安定したCフレーム構造に基づいています。 www.sahamit.co.th Tel. + 66 2295 1000-8

HOF Hydraulic High Pressure Vane pump HT7

HOFハイドロリック ハイプレッシャー ベーンポンプHT7 シリーズは同じ容量でより高いプレッシャー操作とより大きなフロー設計となっている。最大圧力320バーのダブルまたはトリプルポンプを併用すれば5から270cc/分またはそれ以上からのフローのスタートが可能である。 シャフトから独立したカートリッジでフローキャパの調整も簡単に行えポンプの設置場所を移し変える必要無く使用できる。 www.hofhydraul.com Tel. +662 683 0500

HAIMER Power Clamp Premium i4.0およびツールダイナミックプリセット初めてのMETALEX Thailand 2019

METALEX Thailand 2019で、HAIMERはネットワーク互換で業界4. 0に対応した最新の認定テクノロジーを展示します。 パワークランププレミアムi4.0 現場での通信に対応した、ネットワーク互換で業界4.0に対応このハイエンドシュリンクステーションは、あらゆるスタイルの切削工具(超硬合金およびHSS)向けに統合された接触冷却で設計されました。優れたエルゴノミクスにより、最大5つの冷却ステーションでの完璧な取り扱いと同時冷却が可能です。このマシンには、温度制御と改善された色分けされたLEDカップを備えたTMEインテリジェント冷却システムも付属しています。自動信号は、使用中の冷却ステーションを示します。冷却体は直線的にガイドされているため、切削工具のエッジを損傷するリスクがなく、簡単、迅速、安全に冷却できます。必要に応じて、カスタマイズされた縮小パラメーターを設定して、非標準ツールの縮小を容易にすることができます ツールの動的プリセット HAIMERの新しいツールダイナミックプリセットマシンは、ツールダイナミックバランシングマシンとマイクロセットUNOプレミアムプリセットマシンの完璧な組み合わせを作成します。バランスとプリセット技術を統合することで、2つの生産段階を1つのシームレスな操作に統合することにより、最高の効率と時間の節約が可能になります。TDプリセットマイクロセットは、実績のある特許取得済みの高精度アダプターシステムを備えた高精度バランススピンドルを利用しています。2つの操作に対して1つのクランプ-これにより時間を節約し、精度を向上させます。

2020年産業テクノロジーの展望

Article by: Asst. Prof. Suwan Juntiwasarakij, Ph.D., Mega Tech Senior Editor   どこにおいても時間の流れは速さを増しています。人口の増大、多様化する地政学、長期化する問題などが各地に変化をもたらしているだけでなく、テクノロジー指数の混乱により経済が動揺し、競争力やビジネスエコシステムに変化をもたらしているため、市場に大きな影響が及んでいます。この号では今後数年間で産業界に影響を与える重要なテクノロジーを紹介します。 テクノロジーレーダー   テクノロジーレーダー2020+によるとビジネスの将来に影響するテクノロジーはビジネスへの影響と成熟度に関して提供されています。ビジネスへの影響は、主流、導入初期、早熟期、出現といった成熟度レベルにおける変革、高、中、低の4つの優先順位を明らかにします。   ビジネスへの影響において、変革は組織内の抜本的変更が必要であり、高は仕事や人々の生活に大きな影響をもたらします。低は特定の工程やサービス又は一部ユーザーの生活に影響します。成熟度評価については、主流とは需要が大きく多くの顧客がソリューションを実行しています。導入初期とは顧客がソリューションを探している段階です。早熟期とは特定のテクノロジーについて専門家や影響力のある人物の間で話題に上る段階です。最後に、出現とはテクノロジー向け研究機関や少数の専門市場が開発されている段階です。この号では主に3Dプリント、5Gネットワーク、ブロックチェーン技術について取り上げます。 3Dの未来 世界の3Dプリント市場は2014年に41億6千万ドルを越え、2025年には443億9千万ドルに達し、2019年から2025年にかけて21.8%のCAGRを記録すると予想されています。北米は世界で最も貢献しており、2014年には17億3千万ドルに達し、2025年までに168億4千万ドルに到達し、予測期間中に20.8%のCAGRを記録すると見込まれています。数十年間の変革により3Dプリント革命が生じてきました。スピード、印刷技術、素材の特性における現在の進歩は横並びですが、一体となって業界を進歩させています。3Dプリントの競争力や投資額の増加に伴い、製造業の慣例が再構築されています。しかしながら、3Dプリントはさらなる転換点を迎えています。 グローバル5G エリクソンによるモビリティレポートによると、グローバル5G市場は2024年の終わりまでにモバイル通信の申し込みが15億件に達し、世界人口の40%以上が使用するほどの爆発的な勢いがあります。これにより5Gは世界規模で展開される最速の移動通信技術となります。2018年から2024年までの間に世界的なモバイルデータ通信量が5倍になると、5Gの開発において重要な項目として、ネットワーク容量の増設と1バイト当たりのコスト削減が含まれます。   5Gサブスクリプションへの取込みはLTEよりも高速になり、これまでで最も高速なサブスクリプションの取込みができるモバイル通信技術となります。世界的に見て5Gネットワークは2020年から拡大し2024年の終わりまでにモバイル通信の申し込みが15億件に達すると思われます。これはその時点でのモバイル契約の17%を占める数字です。2018年から2024年の間にモバイルデータ通信量は5倍に増加し、モバイル通信の25%を5Gネットワークが請負うことになるでしょう。 製造業におけるブロックチェーン   ブロックチェーンとはネットワーク内のすべてのトランザクションの分散型台帳です。ブロックチェーン技術を利用することでネットワーク参加者は信頼できる第三者を介さずにトランザクションを確認できます。ビットコインや他のブロックチェーン金融アプリは主役となる可能性がありますが、産業界でも企業がこの技術を基にした革新的商業ソリューションを開発しています。製造業界は相互作用をどのように確立するかという場面においてブロックチェーンの実験を密かに行っています。   時間の経過により、多くの産業で物流やサプライチェーンにおけるブロックチェーンアプリの影響が明らかになってきました。キャップジェミニ調査研究所の分析によるとブロックチェーンの成熟度は3段階に分けて成長してきました。第一段階は2011年から2018年で、この技術や仕組みの理解や認識を高めることに費やしてきました。第二段階は2017年から2020年で、コンセプトの実証を行い、コンソーシアムの確立に取り組み、金融機関以外の産業もブロックチェーンへの投資を始めました。第三段階は2019 年から2025年で、企業の改革や統合を推進し、プライバシーポリシー及びデータ管理方針を確立します。 重要ポイント   上述の3つのテクノロジーの中で、ブロックチェーンはトレーサビリティの欠如などサプライチェーンの有効性を損なう持続的な問題に取り組むきっかけとなっています。近年、サプライチェーンはより複雑化しています。トレーサビリティ、応答性、信頼性といった問題は依然としてより効率的なサプライチェーンとなることを妨げています。企業はサプライチェーンのどの問題点に取り組むかを決定し、ブロックチェーンが最善のソリューションかどうかを的確に判断し、拡大する前にコンセプトの実証として最初に実行するケースを見極める必要があります。

ZEISS COMET – 超小型3Dセンサー

ZEISS COMETはコンパクトで柔軟性の高い最新の自動3次元形状測定機、高精度な三次元データが簡単に素早く効率的に測定できる。 現在カメラ式の測定システムが広く普及しています。ZEISSのハードウェアとソフトウェアの継続的な開発のため、最新版のセンサーと効果的なColin3D計測・解析ソフトウェアが誕生!。優れた製品機能により市場で競合他社よりも優れ、さまざまな工作物を簡単に素早く、高精度で測定することが可能となりました。品質検査作業に活用でき、リバースエンジニアリング等への活用などにも可能。更に、現在にはこの測定器のシリーズはアームロボットと組み合わせて自動測定システムとしても活用することができます。また、アフターサービスの面では、10年以上にわたりCOMETの販売代理店であるCarl Zeiss 株式会社とTBTS(Thailand)株式会社の両社が、すべてのユーザーが安心して使用できるように、ハードウェアとソフトウェアの共のサービスをご提供します。仕事、

ツールホルダーの加工技術への影響

Article by: BIG DAISHOWA SEIKI CO., LTD.             ツーリングシステムは継続的に開発されおり、要求される加工面の品質、精密切削・加工精度に対応するための機械や工具の進歩とともに、利益を最大化するためにはさまざまな形式でツールの追求、順次新製品を開発してきました。 当社は、Big-Plus® Spindle System であり、BIG DAISHOWA CO., LTD. の独立的な著作権を持ち、これは最も注目な「ツーリングシステム」の新技術であります。生産において最大限成果の生み出す支援システムに優れた理由に、第23回の全国発明表彰式で特許技術の発明として、「池本発明功労賞」の受賞実績を有しております。 Big-Plus® Spindle System: 二面拘束スピンドルシステム                         Big-Plus® Spindle Systemは、専用ゲージ基準のもと、機械主軸とホルダのテーパおよびフランジ端面の二面を同時密着させることによって、高剛性・高精度加工を可能にしたテーパの二面拘束という特所仕様の違いを持っており、現在国内67社のメーカおよび海外96社のメーカーから世界中でフル稼働しています。     BIG-PLUSによる数々のメリット           1. 加工面・加工寸法精度の向上、安定           2. 刃具の寿命アップ           3. 重切削加工によるフレッティングコロージョンの抑制           4. ATC繰り返し精度の飛躍的向上           5. Z軸寸法変位の防止           6. 基準径の増大による剛性のアップ 弾性変形による引き込み量がホルダーのカギです 端面を確実に密着させるため クランプ前、ホルダーのテーパおよびフランジ端面の二面から少しクリアランス値を設定し、クランプ力はスピンドルのテーパーを弾性変形にさせ、二面を同時密着させることができます。従って、端面を完全に密着させるためには、引き込み量が非常に重要です。 接触面直径の増大による、 より高い剛性をもたらす 一般的なBTツールホルダーは、接触ゲージと呼ばれる基準直径上にあります。しかし、その一方ではBIG-PLUS・ツールホルダーはフランジ端面に密着するため、高剛性、高精度加工を可能にしました。 主軸用専用ゲージによる徹底した寸法管理 精密に管理された品質基準により […]

スマートセンサ、スマートロジスティクス: スマートチェーンを使用してサプライチェーンの革新を推進する

Article by: Asst. Prof. Suwan Juntiwasarakij, Ph.D., Senior Editor MEGA Tech Magazine デジタルソーシャルテクノロジのパラダイムシフトに向かって、現代の輸送と物流の複雑さが増すにつれて、ビジネスは何に焦点を合わせるべきかを理解することがますます困難になっています。最近、スマートセンサシステムがロジスティックエコシステムで重要な役割を果たしています。センサは、予測可能で一貫した測定可能な方法で物理的プロセスまたは物質に関するフィードバックを提供するデバイスです。スマートセンサは、マイクロプロセッサー、ストレージ、診断、および従来のフィードバック信号を真のデジタル洞察に変換する接続性ツールなどのオンボードテクノロジを備えた高度なプラットフォームであるという点で、さまざまな形式のセンサです。これらのスマートセンサは、分析の洞察力を強化するための基盤となり、その結果、コスト、パフォーマンス、またはカスタマーエクスペリエンス(顧客体験)の向上を促進できます。 スマートセンサ市場と概要 モノのインターネット(IoT)の利用率と普及率の高まりが、自動車の自動化と健康監視のためのスマートウェアラブルシステムの増加と相まって、予測期間中のスマートセンサ市場の成長を促進すると予想されます。さらに、有利な規制と外国企業への投資奨励により、世界中の政府が市場の成長に拍車をかけており、これが市場の成長を推進すると予想されます。スマートセンサ市場は2018年に30.82億ドルの価値があり、2024年末までに859億3000万ドルに達すると予測されており、2019年から2024年の予測期間中に18.82%のCAGRを記録しています。 デロイトの分析によると、世界のスマートセンサ市場は年率19%で成長しており、2022年までに600億ドルに達すると予測されています。技術の進歩は、装置を小型化し、性能とエネルギー効率を改善し、そして製造コストを削減しました。スマートセンサコンピューティング機能が大幅に強化され、それによってソースまたはその近くでのデータ処理および分析(「エッジコンピューティング」)が可能になり、デバイスとプラットフォーム間を移動するデータ量が削減されます。更に、微小電気機械システム(MEMS)技術の導入は、微小空間内に微小電子機能を効果的に組み込むことによって、よりコンパクトで高機能のスマートセンサを可能にしました。 サプライチェーンのセンサ マイクロセンサインプラントや生分解性センサなどの技術革新により、スマートセンサはより動的になり、ビジネスケースが改善されました。新しいワイヤレステクノロジは、従来のワイヤレスネットワークよりも拡張性が高く、より高度な容量のデータデバイス用に設計された、従来のワイヤレスネットワークよりも拡張性の高い接続ソリューションを提供しています。例えば、低電力ワイドエリアネットワーク(LPWAN)は、コスト、電力消費、およびスマートセンサの使用に対する激しい問題を低減してきました。 サプライチェーン全体にスマートセンサを統合することで、運用コストを削減し、資産効率を向上させ、需要計画を改善し、顧客の行動に関する重要な洞察を得ることができます。集中型プラットフォームと通信ネットワークがIoTデバイスの目的のために進化し続けるにつれて、企業は利用可能なさまざまなスマートセンサを検討し、サプライチェーンをエンドツーエンドでより有効にする方法を決定する必要があります。 テイクホームメッセージ スマートセンサには、バイオメディカル&ヘルスケア業界、自動車業界、航空宇宙&防衛業界、ビルディングオートメーション業界、家電業界、および産業オートメーション業界などのさまざまなアプリケーションでスマートセンサを使用できることなど、いくつかの利点があります。これらの多種多様なアプリケーションがスマートセンサ市場の市場を牽引しています。導入にかかる時間や初期コストなどの要因が、市場の成長を抑制しています。Kionix、Inc.、Sensonor AS、Smart Sensors、Inc.、XYZ Interactive Technologies Inc.、SmarThings、Inc.、Knowlesなどの主要企業の一部。これらの大きな名前にもかかわらず、企業は最良の戦略を勝ち取ることができます。

変電アンテナと太陽光発電アンテナ

Article by: Asst.Prof. Yod SukamongkolFaculty of Engineering, Ramkhamheang University     現在、発電所から電力を供給するために電線は欠かすことができませんが、この電線が電圧低下やショート、電線設置費用が高額であるといった電力供給問題の原因となっています。これらの問題を解決し、コスト削減、電力供給距離の延長、発電所設置制限の低減を実現するため、研究者たちはケーブルを使用せずに電力を供給する方法を開発しています。     これらの考えは近未来のことのようですが、実は19世紀初頭に電気工学の分野で有名な発明家ニコラス・テスラーが提言しており、アメリカのColorado Springs試験場で無線送電の実験も行いました。しかし、その時代には材料科学や通信手段の面で制限があり、その実験は満足の行く結果とはなりませんでした。それでも、テスラーの業績は、電動歯ブラシや携帯電話など現代の無線送電の原型として応用されています。 変電アンテナ     無線送電のもう一つの目的は、送電距離を伸ばし、継続させることです。研究者たちは変電アンテナ又はレクテナの開発に取り組んでいます。通常、アンテナは電磁波(ラジオ、テレビ、Wi-Fi)を受信し、その電磁波を光、色、音などにコーデックし電子機器に送信します。しかし、この変電アンテナは電磁波を受信後、直流(DC)に変換します。     MIT研究所やスペインのマドリード技術大学の研究者たちは、半導体装置によって交流電波を直流に変換することにより小さなアンテナで交流(AC)のWi-Fiを受信する実験を行いました。この実験によって、LED照明や電子チップなど省エネ装置に必要な40マイクロワットほどの微小電力を生み出すことができました。このアンテナは電源に繋いだり、バッテリーを消費することなく、電気機器や電子機器のための動力を生み出すことができます。     これまで変電アンテナはシリコンやガリウム砒素といった、強度が低く高コストの原料で作られてきました。しかし、最新技術によりレクテナを二硫化モリブデン(MoS2)で製造することで、極薄、曲げ加工が可能となりました。また日常的に使用するWi-Fi、ブルートゥース、4Gなど電子機器に使用される電波や高周波ギガヘルツの電波を受信することができます。実験により2.4ギガヘルツの電磁波の場合、変電アンテナの効率が31%高まることが分かりました。     レクテナは曲げることが可能なため、壁、道路、電柱、橋脚、身の周りの電子機器や小型端末などあらゆる場所で使用することができます。もう一つの利点は、バッテリー無しで電子機器を使用できることです。周囲の電磁波から電力を生み出すことができるため、バッテリーから金属が溶け出し生命の危険にさらされるというリスクを負うことなく、身体に埋め込む必要のある医療機器を安全に使用することができます。 太陽光発電アンテナ     通常のソーラーパネルを使用した太陽光発電は、電子と正孔により内蔵電位が発生し、PN接合に移動することにより発電しています。太陽光発電アンテナ又は光レクテナはそれとは異なり、光レクテナを生み出すためにナノテナと超高速ダイオードにおいてナノテクノロジーを用いなければなりません。これら2つを密着させることで、太陽光がアンテナに到達すると高周波の振動がアンテナ内に生じ、交流を直流に変換するダイオードに送られます。これによりアンテナは、太陽光から直流電流を発電することができます。実験により、アンテナとダイオードを近づければ近づけるほど直流電流の発電効率が高くなることが分かりました。現状、ソーラーパネル発電の効率が15%であるのに対して、ナノテナの発電効率は1%に留まっています。     無線送電の当初の目的から始まり、身近な電磁波から燃料費をかけずに電力を生み出すこれら2つのアンテナに到達しました。しかしながら両者とも発電効率が悪く、将来クリーンエネルギーを実用化するためには効率を高め、低コストな発電を行う研究や開発が必要です。